松に杉、檜…。無垢材の魅力といえば、心が和むような温もり、そして時が経つほどに増していく味わいにあります。ビニールクロスやフローリングなど工業製品を中心とした家は、完成時が最も美しく、その後は劣化していくだけ。価値は落ちる一方です。対して傷や汚れですら、家の「深み」として馴染んでいく無垢材。長岡建築設計が目指す本当の「完成」また「理想の家」とは、10年、20年という月日が育んだ状態を言い、時を重ねるだけ、その価値は上がると考えています。その家に一歩、足を踏み入れるだけで感じる、言葉では表現し難い「あ、なんかいいね」そんな心地よさや空気感が体中に染み渡るでしょう。

古くから日本の家づくりに用いられてきた、天然の仕上げ材です。
ビニールクロスやサイディングには決して表現できない、思わずなでたくなるような質感、そして光を反射することで生まれる美しいほどの白い輝き。石灰を原料とし、高い消臭・調湿効果による爽やかな空気環境の実現にも欠かせません。
長岡建築設計の手掛ける家は、全てこの漆喰壁です。

大きな瓦屋根の重みをしっかりと受け止める梁。
そして家の中心に立ち、天井まで真っすぐに伸びる表情豊かな丸太の大黒柱。角材にはない、際立つ存在感。
この柱を眺めて、周りを駆けて、両手で抱き締めるときこそ、自然と共に生きていることを実感するでしょう。
この美しい構造躯体は伝統的な木造軸組工法の特徴を活かしつつ、細部に至るまで手仕事を貫く職人たちの、磨き抜いた「匠の技」の結晶ともいえるでしょう。

室内から覗く外の景色は、「窓」によって創造されます。
だからこそ、窓は位置や形、そして見た目も丁寧にデザインする必要があるのです。
さらに「家の性能は窓で決まる」と言われるように、快適性を追求するうえでも非常に重要な存在です。長岡建築設計が使う木製サッシは、自然素材の家に溶け込む見た目もさることながら、高い断熱性・気密性・水密性を備え、結露の発生を抑える効果も期待できます。
値段だけを比べれば、アルミサッシや樹脂サッシの方が安いでしょう。しかし、木製サッシは値段以上の付加価値をもたらす、長岡建築設計の家づくりにおいて欠かすことのできない建材の一つなのです。

長岡建築設計が自信を持ってオススメする断熱材はサーモウール（羊毛）です。航空機の内部や消防服にも使われるほど燃えにくく、吸湿・調湿効果にも優れています。さらに羊の身体が持つ免疫機能により、有害物質や汚染物質を吸着浄化する効果も備えるなど、安心・安全な自然素材です。

長岡建築設計が手掛ける家の８割以上に取り入れている薪ストーブ。
なかでも特に推奨しているのがMorso（モルソー）やSCAN（スキャン）といったデンマーク製です。
燃焼性能が非常に良く、暖房設備としてだけでなく様々な料理も楽しめます。IHクッキングヒーターが増えるなか、薪ストーブを求める多くの方からは「子供たちに火に触れる暮らしをさせたい」「炎を眺めていると心が落ち着く」「家族のコミュニケーションを深めたい」といった声が聞かれます。また、長岡建築設計では薪ストーブを使った料理体験にも対応していますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

「インテリアショップで販売している既成の棚やメーカーのシステムキッチンじゃ、木の家に合わない」そんな声に応えるため、長岡建築設計では収納棚や本棚といった家具、そして扉や襖といった建具は基本的に全て職人が丁寧に造り込む「手づくり」で対応しています。
高さや横幅を希望通りに設計できる点に加えて、何よりも住まい全体の雰囲気に溶け込み、使い込むにつれて程よい味わいや風合いを醸し出していくでしょう。さらに浴室も天井・壁・浴槽に水に強い檜や高野槇（コウヤマキ）、床に十和田石や御影石を用いており、まるで温泉旅館のよう。一日の疲れを癒すに相応しい、極上のバスタイムとなること間違いありません。